川上たけしの気功催眠セミナー体験
内容:川上たけしの気功催眠セミナー
http://www.anet-web.com/ks/
日時:2007年7月21日(土)14:00-17:00
場所:東京都渋谷区広尾5-19-1 テンカラットビル401
株式会社アネット 事務所内
講師:川上たけし
参加者:16名(男性14名、女性2名)ほぼ催眠に触れるのが
初めての人ばかりと思われる。年齢層は20代から60代まで
それぞれ3~4名程度いた。
費用:4,000円
評価:75点
「内容」
会場は、マンションの一室だが広い。株式会社アネットの事務所
で行われた。床がタイルカーペット。半分が事務所の執務スペー
スになっており、島型に机が配置、社員2名が事務をしている。
区画は1m程度の棚で区切られている。
もう半分のセミナー会場側区画はイスが5人分横に並べられており
それが4列ほどある。テーブルはない。前に14インチのTVが置か
れていて川上先生が出演した過去のTV番組が流れている。
川上先生、雑談を始める。次に
「イスから拳を一ついれるぐらい離して、座ってください。」
「ではゲームを始めましょう。小学生でも出来る簡単なゲームです。
頭や集中力にも良い。」
「胸の前、掌でボールを作って包み込むような形にしてくだ
さい。」
「目をつぶって風船をリアルに思い浮かべてください。」
「風船が段々、膨らんできます。意識するだけで良いのです。
段々、段々、膨らんできます。割れることはありません。」
「合わせて、呼吸法を実施してください。丹田呼吸といいます。
鼻から息を吸い、お腹の下の方、丹田に降ろし3秒停めて、
口から吐きます。それを繰り返します。健康にもとても良く
、長生きできると言われています。」
しばらくして
「風船が縮んでいき、あなたの腕が段々、下に下りていき、
だらりと下がってしまいます。全身の力が抜けて気持ちいい。」
「呼吸法を続けてください。私の体が貴方に触ると、更に力が
抜けます。今から数を数えると更に力が抜けていく。」といって
数字をカウントアップした後、受講生の腕等に軽く触れていく。
最後に
「あなたはこのセミナー中、私の言うことは全て聞いてしまい
ます。」
受講生によっては、イスからだらりと力が抜け、倒れ掛かる人も
いる。先生はその人は、イスから腕を引き、床に下ろし、寝かせる。
だいたい半分ぐらいの人がその状態。主に若い人である。
床に寝転んでいる人を立たせて、以下の催眠の被験者とした。
・なお床に寝せる姿勢によってはキツイ。最初のとき、不自然な
形で寝かせられたので、催眠に集中できなかった。2回目は楽だ
った。
・被験者Aにイスから立てない暗示を与える。「メトロノームを
知っていますか。貴方の体がメトロノームのように揺れる」
と暗示するとそのように左右に激しく揺れる。会場拍手。
・被験者Bに瞼が開かない、腕が棒になる暗示を与える。
成功し、会場拍手。
・被験者Cを起立させる。「おでこに触れると倒れる」と暗示。
おでこに触れると力が抜け、くずれ落ちる。Cによると
周囲の音が気にならないそうだ。先生が崩れ落ちるCを
支える。起こした上で「何かなりたい動物はありますか?」
と問う。Cが「狼」と応える。先生が狼になる暗示を与えると
手を床に着け、はいはいの形をする。(但し、内面まで
狼になったわけではなく、ポーズだけのようだ。)会場拍手。
・先生が壁に手を触れる。「被験者Dの額がこの壁にくっつく」と
暗示。壁に引っ張られるようにくっつく。会場拍手。
・再度、丹田呼吸による深化法が行われる。
更に上記の深化法が行われ、以下の演目が行われた。
「味覚変化:レモンが甘くなる」
・川上先生が100円ショップ購入のナイフでレモンを次々に
切る。切り方は1つを横に切り2分の1のサイズにする。
前はもっと切れる包丁を使ったが、女性客に
よっては「手を切る可能性があるようなシーンが見たくない。」
と嫌がる人がいたので、安いナイフに切り替えたのそうだ。
先生によると、「そういう方は昔、手を切った記憶があるんで
しょうね。」との事。
・最初にレモンをかじらせる。間違いなく本物である。以外に
すっぱくない。
・次に受講生にレモンの切り口を上に向けさせた上で、右手に持
たせ、その手をまっすく前に出させた。先生が対象の受講生の
前に立ち、軽く見つめる。そしてレモンに手をかざし、「甘く
なる、甘くなる、僕の手から何かが出ているのが見える人もい
ます。」と言う。
・そして食べてみると若干、すっぱみが減ったようだ。
・先生「手を叩くと元の味に戻ります。」パンと手を叩く。
味が戻ったような気がする。
・先生「僕の指があなたのほほに触れると、再び甘くなります。」
という。若干甘くなった気がする。
「味覚変化:ワサビが辛くなくなる」
・初めに、新品のチューブのワサビを箱から出す。次に「誰か
確かめる人はいないか。」と言うので、私が志願。間違いなく
新品で、ふたを開け中の銀紙のシールをはがし、人差し指に
盛り、味を確かめる。本物である。
・次に受講生にワサビを舐めさせる。辛さを実感させる。
・その後、チューブのワサビを目の前で散らつかせ、「ワサビが
生クリームのように甘くなる。味がなくなる。ワサビが欲しく
なる。」と暗示する。
そして、チューブをピタピタ叩く。これを各受講生の前で繰り
返す。
・それから舐めて見ると辛味が軽減した気がする。
・先生「手を叩くと元の味に戻ります。」パンと手を叩く。辛味
が完全に戻り、私は涙を浮かべた。
・先生「僕の指があなたのほほに触れると、再び辛味がなくなり
ます。」という。若干減った気がする。
更に強烈なパフォーマンス。先ほど寝た被験者を前の方に引っ張り
顔を天井に向かせる。
口を開かせ、チューブのワサビをガバガバと口に入れる。
ところがこの人は、全然平気なようだ。先生が味を元に戻すと、
流しに走った。会場拍手。
2人目にも同じパフォーマンス。この人は、味を元に戻されるの
を拒否。
その後流しに。催眠の効果が何時なくなるのか分からないので、
口を注ぎに行ったのだろう。会場拍手。
・使用したワサビをもらった。チューブに入った商品名は
「S&B 風味推薦 おろし 生わさび 無着色」である。新大久保
で買ったらしい。
・通常の味覚変化は、Aの味をBに変えるもの。今回の内容は味を
軽くするものなので、若 干難易度が低いがする。
・レモンやワサビは冷静に食べてみると、想像よりはすっぱみも
辛味もない。しかし、見せ方としてのインパクトは強い。
・催眠というより、プラシーボ的な効果のような気もしないでも
ない。味が変わるに比べ、味が消える系だと本当に効果が出た
のかがハッキリしない為。ただ術的には相手に成功したと思わ
せやすい気はする。
・逆に難しいと言う見方も可。徐々に変える方法では無いため、
成否が判明しやすい。
・私は若干変化し、人によっては完全に変化したようだ。
・なおレモンとワサビは自前だそうだ。
「練習会」
・以下の3種の方法のカタレプシーの練習を行った。なお
2種には特に名がない。
・被験者に腕を指先までピンと伸ばさせる。指も広げ、できるだ
け伸ばさせる。親指を見させる。術者が「親指が伸びていき
ます。」と言う。適度なタイミングで驚愕させ、固める。
・両手の指を組む。そのまま胸の前で、掌が正面を向くように
ひっくり返す。腕をピンと伸ばす。適度なタイミングで驚愕
させ固める。
・「指寄せ」
両手の指を組む、人差し指を垂直に立てる、人差し指の
間を空ける。間を見ていると人差し指が寄ってくる。
くっつくと離れなくなる。
・この3種の方法を2名一組で行った。
以下は、川上先生からの催眠のコツ。
・冗談を時々混ぜて、被験者をリラックスさせる。
・基本は術者が被験者に向かい合い、背中を壁にする。被験者に
対し、術者が背中を向けてはいけない。被験者を観察できなく
なる。
・被験者に目をつぶらせた方が最初はやりやすいかも。
術者は恥ずかしがっては駄目。照れがでると失敗する。
・被験者を利用して、金儲けしようとか、悪戯しようという
気持ちは伝わってしまう。相手をリラックスさせたいという
気持も伝わる。
・味覚変化の際は、被験者の目を見ていた。術者の目線と、被験者
の目線の間で手を振ったのは、術者の目線を気にさせない為。
「何か出てますよ。」と言ったのは、被験者が目線を気にする
気持を逸らす為である。
・催眠に適した場所は次の通り。広すぎず、狭すぎず、寒からず
暑からず、明るすぎず、暗すぎず、少し暖かい方が良いかも。
・窓のない部屋がベストだが、なかなかないので遮光カーテンを
用いると良い。
・BGMだが、歌は駄目。波の音や電車内のゴトゴトいう音が良い。
・集中力を高める道具は、振り子(ペンジュラム)や水晶玉を
見させる、炎、光を見せる。
・臭いは駄目。香りは良いが好みがある。
・服装は違和感のないものを。スーツが良い。
「自己催眠講座」
・布団で大の字になる。布団に沈むのを実感。
・手が重くなる、鉛になるイメージを持つ。
・右手、右足、左足、左腕と順に行う。
・トレーニングするとイメージしやすくなる。
・楽しい時は、楽しい。悲しい時は、悲しい
と感動する側に回ろう。
・最後にカウントアップ後、催眠を解除する暗示が与えられ、
帰りにCDの販売が行われた。
「その他」
・戦後直後、川上先生のお父様が中国人の内弟子となり「推圧導
引体術」を習う。それを継承しているという。内容は、武道、
医術、指圧、 健康法、気功、催眠を含んでいるが、薬学など
は含んでいない。
・今回は特に教本を配らず、以前のセミナーと違う内容の物を
実施した。
・大学のサーモグラフィーで実験した結果、明らかに気功により
温度が上がった。2m離れ、衝立で区切ったので暗示効果ではない。
・催眠と気功は重なる所がある。(ホワイトボードにベン図を
描く)。重なるところは相乗効果で100倍にも1,000倍にもなる。
・気功と催眠はイメージと集中が肝心。但し方向性が異なる。
・気功は全て催眠ではない。
・ヒューマンブリッジは手品でもあり、そちらの方が鮮やかな
ことすらあるが、元々催眠の現象を手品で再現したもの。
「裏話」
・「関ジャニ」の大倉が誘導されているシーンが
映っているシーンがあった。 「ジャニーズは男でもパンツ
が映っては駄目との制約がある。」との事。理由は「事務所の
指示で男でも短パン等から下着が見ると見苦しいから。」
だそうだ。
・川上先生昔は、和装ではなく白衣を着ていたそうだ。
プラシーボ効果を期待してとの事。「私が白衣を着なくなったら、
仲山先生が着だした。」と笑って仰っていた
http://www.clear-lab.com/index2.html 。
・催眠ハーレム男「渋谷容疑者」も、川上先生のセミナー参加者。
・時効だから若い頃の事を。他の人はナンパを渋谷、原宿で
やっていたが、川上先生は有楽町でやっていたそうだ。
映画館から出てきた女の子に、事前に仕込んだ映画のストーリ
ーにあったナンパをすれば成功率が高まるという。
・実は高所恐怖症。しかしこれは身を守る一つの防衛本能でもある。
人前で話すのもそもそも苦手。しかし、自己催眠でコントロー
ルしている。
「評価」
・気功催眠の講座ではなく、ただの催眠の講座である。
・催眠と気功の一部を同一視する見方である。
・講師が丁寧に教えてくれるのは良い。実際に誘導を練習する時間
1時間程度と短い。
・私と催眠について知識がある人が「セミプロ」級などと言われ
た。その方催眠の知識はあるようだ。私と誘導しあったのだが、
初歩のカタレプシーができるか出来ないかの技量。ちょっと過大
評価のような気がする。
・今回教わったレベルは、初歩のカタレプシーのやり方を教わる
水準。
・価格と内容は見合っているが、本当に一回も催眠術と出会った
事がない人向け。一回でも本物を見聞きしていれば、もの足り
ないだろう。
・催眠を習うというより、TVにも出演する川上先生がどのような
人か知りたい人向け。芸能人でもある彼の話は、業界裏話も交
え面白い。


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